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2020年 10月 22日
こんにちは。電気工学科担当の阿保です。 前回に引き続き、電気工学科1年生の柱上作業の様子をお伝えします。
前回は電柱の昇降の実習をお伝えしましたが 今回は電柱に取り付けてある機器を取外す実習を行いました。 そのなかでも一番重量のある、変圧器を取外す実習の様子をご紹介します。 変圧器は高圧の電気を一般住宅などで使用できる 低圧の電圧に変換しているものです。
電柱には、そのほか重量物が設置されており 重さは変圧器だけでも数十キロあります。 強風などの自然災害で容易に落下しないように 強く固定されています。 上の写真は、滑車とワイヤーを使い変圧器を 吊り上げて降ろすために玉掛け作業をしているところです。 変圧器は上からワイヤーで一度吊り上げて降ろしていきます。 作業にあたって玉掛け状態の確認と自分や周囲の安全を確認して作業しました。 上の写真は変圧器をゆっくり降ろしているところです。 地面に降ろし終わるまで油断しないで作業しました。 上の写真は変圧器を地面まで降ろし終えた写真です。 学生の疲労が表情からも窺えました。
現在では高所作業車で作業するのが一般的ですが、 災害発生時や高所作業車での作業が困難なところでは 現在でもこのような作業を行います。
柱上での実習は特に安全に配慮し時間をかけて行っています。 この実習を体験すると電気がいつでも使えるありがたみがわかります。
それでは、次回をお楽しみに!
by aogisen
| 2020-10-22 16:19
| 授業
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